【多分あなたも当てはまる】美容クリニックのSNS集客が失敗する理由3選
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【多分あなたも当てはまる】美容クリニックのSNS集客が失敗する理由3選

集患テクニック
山本 凌

山本 凌

美容クリニックや自由診療クリニックでSNS集客を始める院は増えています。

Instagram、TikTok、YouTube Shortsなどの縦動画を活用し、認知を広げ、予約につなげたい。
この方向性自体は非常に正しいと思います。

ただ、実際には「SNSを頑張っているのに予約が増えない」「動画は出しているが売上につながっている気がしない」「再生回数だけ見て一喜一憂してしまう」というクリニックも少なくありません。

SNS集客は、ただ投稿すれば成果が出るものではありません。
特に美容医療の場合、患者様は自分の顔や身体という非常に大切な変化を任せるクリニックを選びます。
そのため、単に目立つだけではなく、「信頼できる」「相談してみたい」「この先生に任せたい」と思っていただく設計が必要です。

今回は、クリニックのSNS集客が失敗する理由を3つに分けて整理します。

失敗理由1:予約の導線を正確に計測できていない

SNS集客で最も多い失敗の一つが、そもそも「どの投稿・どの媒体・どの導線から予約が入ったのか」を正確に把握できていないことです。

多くのクリニックでは、広告代理店や運用担当者が入っているため、「計測はできているはず」と思われていることがあります。

しかし、実際に確認してみると、計測ポイントが本当の予約ではなく、以下のような手前の指標で止まっているケースがあります。

  • 広告のクリック数
  • LPのボタンクリック数
  • LINE追加数
  • 予約フォームへの遷移数
  • 電話ボタンのクリック数

もちろん、これらの指標も大切です。
ただし、本当に見たいのは「予約が入ったか」「来院したか」「成約したか」「売上になったか」です。

SNS集客で本来見るべき流れは、以下のようになります。

認知

プロフィール閲覧

LINE追加・Web予約・電話

予約

来院

カウンセリング

成約

売上

この中で、クリック数だけを見ていても、実際の売上貢献は判断できません。

たとえば、広告のクリック率が高くても予約が入っていなければ、売上にはつながっていません。
逆に、再生回数やクリック数がそこまで多くなくても、予約率や成約率が高ければ、クリニックにとっては非常に価値のある導線です。

つまり、SNS集客では次のような式で考える必要があります。

売上
= 表示回数 × クリック率 × 予約率 × 来院率 × 成約率 × 客単価

このうち、どこが詰まっているのかを見ないと、改善の打ち手は決まりません。

表示回数が足りないのか。
クリック率が低いのか。
LINE追加後に予約されていないのか。
予約後の来院率が低いのか。
カウンセリングで成約していないのか。

ここを分解して見られていないと、「もっと投稿しましょう」「もっと広告費を増やしましょう」「もっとバズらせましょう」という、かなり雑な改善になってしまいます。

特にクリニックの場合、LINE、Web予約、電話予約、Medical Forceなどの予約システム、広告媒体、Google Analytics、Meta広告など、複数のツールが絡みます。

LINEでリストを貯めるのであれば、流入元が分かるようにリンクを差し込む仕組みが必要です。
Medical Forceを利用している場合は、ポストバック機能などを活用して、広告やSNSからの予約をできる限り正確に把握するべきです。

medicalforce ポストバック機能の解説

ただし、ここが難しいところです。

これらの計測システムを正しく実装するには、単に広告管理画面が触れるだけでは足りません。
HTMLの構造、タグの発火条件、予約システム側の仕様、MetaのCAPIのようなサーバーサイド計測の考え方などを理解する必要があります。

つまり、ある程度経験のあるエンジニアがいないと、正確な実装が難しい領域です。

しかし、一般的な広告代理店では、クリニック規模の広告運用に対して、そこまで人件費をかけることが難しい場合も多いです。
大手代理店でも、CAPI連携のような実装には別途費用がかかることがあります。実際、サイバーエージェントのような大手でもCAPI連携には20万円程度かかると聞いたことがあります。

中規模の広告代理店が、小規模〜中規模クリニックの案件で、毎回そこまで技術的な実装を無料で行うのは、市場の原理としてなかなか難しいのが現実です。

ちなみに、山本コーポレーションでは、代表自身がエンジニアでもあるため、このあたりの計測実装は可能な範囲で無料対応しています。
ここは少しだけ自慢させてください。

SNS集客は、投稿や広告だけで完結しません。
「どこから予約が来たのか」を正しく把握できて、初めて改善ができます。

計測できないものは、改善できません。
これがSNS集客で最初に押さえるべき前提です。

失敗理由2:SNS投稿計画がない、または院内で共有されていない

次に多い失敗が、SNS投稿の計画がないことです。

SNS運用というと、どうしても「どんな動画を作るか」「どんな企画なら伸びるか」に意識が向きがちです。
もちろん企画は大切です。

ただ、それ以前に大切なのは、投稿計画と撮影計画です。

クリニックでSNSを継続するためには、最低限、以下のようなカレンダーを用意するべきです。

  • 今月何本投稿するのか
  • どの日に撮影するのか
  • 誰が出演するのか
  • どの施術・どの悩みを扱うのか
  • どの投稿を広告に転用するのか
  • いつ確認・承認するのか

これが院内で共有されていないと、撮影当日に先生やスタッフの準備ができていなかったり、現場の協力を得られなかったりします。

これはかなり人間的な話ですが、撮影の成功には先生のコンディションも大きく影響します。

先生の演者力、話しやすさ、表情、テンション、スタッフとの空気感。
こういったものは、動画の仕上がりにかなり出ます。

事前に撮影日が分かっていて、何を話すのかも共有されていれば、先生もスタッフも心の準備ができます。
逆に、突然「今日撮影します」と言われても、気持ちが乗らないのは当然です。

SNS運用は、院内の協力があって初めて回ります。

そして、もう少しシリアスな話をすると、SNS集客は投稿本数が非常に重要です。

なぜなら、投稿本数が増えないと、PDCAが回らないからです。

SNS集客の成長は、次のような式で考えると分かりやすいです。

成果
= 投稿本数 × 改善速度 × 継続期間

投稿本数が少ないと、どの企画が良いのか分かりません。
どの先生の話し方が伝わりやすいのかも分かりません。
どの編集が見られやすいのかも分かりません。
どの施術テーマが予約につながるのかも分かりません。

つまり、データが貯まりません。

投稿する

反応を見る

勝ちパターンを見つける

次の投稿に反映する

また投稿する

このサイクルを回すことで、先生の演者力、撮影者の企画力、編集者の編集力、院内の協力体制が少しずつ上がっていきます。

逆に、投稿計画がないと、どうしても人間はサボります。
これは能力の問題ではなく、仕組みの問題です。

投稿計画がない

撮影が後回しになる

投稿本数が増えない

PDCAが回らない

いつまでも上手くならない

成果が出ないのでさらにやる気が落ちる

このループに入ってしまうと、SNS集客はかなり苦しくなります。

だからこそ、まずは月の投稿本数を、想像の2倍以上に増やすことをおすすめします。

最初から完璧な動画を作ろうとするよりも、まず投稿本数というインプットを増やす。
インプットが増えれば、検証回数が増えます。
検証回数が増えれば、勝ちパターンが見つかります。
勝ちパターンが見つかれば、最終的に予約や売上というアウトプットにつながります。

SNS集客は、才能だけで決まるものではありません。
計画と本数と改善で、かなりの部分が変わります。

失敗理由3:バズり動画を狙いすぎている

最後に、非常によくある失敗が「バズり動画を狙いすぎること」です。

縦動画には、大きく分けて2種類あります。

1つは、エンタメ用の動画。
もう1つは、ビジネス用の動画です。

エンタメ用の動画は、面白い、驚きがある、ツッコミどころがある、共感しやすい、思わず最後まで見てしまう、といった要素で再生回数が伸びます。

一方で、ビジネス用の動画は、見込み客に対して「この人に相談したい」「このクリニックは信頼できそう」「自分の悩みに合っている」と思っていただくための動画です。

この2つは、同じ縦動画でも土俵が違います。

ところが、普段SNSをよく見ている広報担当者やスタッフの方が、バズっているエンタメ動画を見て、

「うちのクリニックでも、こういう動画を出せばバズるのではないか」
「これくらい再生されれば集客できるのではないか」

と考えるケースがあります。

もちろん、再生回数が多いこと自体は悪ではありません。
認知が広がることには価値があります。
エンタメ要素を少し入れることで、見やすい動画になることもあります。

ただし、エンタメ動画のバズりが、そのまま美容クリニックの予約につながるかというと、かなり慎重に考える必要があります。

冷静に考えてみてください。

自分の顔や身体という、非常に重要な変化を任せる美容クリニックを選ぶときに、
「面白い動画を上げているから」という理由だけで選ぶでしょうか。

おそらく、多くの方はそうではありません。

患者様が本当に見たいのは、以下のような情報です。

  • 先生は信頼できるか
  • 自分の悩みに対応できるか
  • 症例は自然できれいか
  • 施術のリスクも説明してくれるか
  • カウンセリングで押し売りされなさそうか
  • 料金や流れが分かりやすいか
  • このクリニックに相談して大丈夫そうか

つまり、美容クリニックのSNSでは、面白さよりも信頼形成が重要です。

エンタメ動画のKPIは、主に再生回数です。
一方で、クリニックSNSのKPIは、予約や相談につながる見込み患者様との接点です。

この違いを式にすると、以下のようになります。

エンタメ動画の成功
= 再生回数 × 拡散力

クリニック動画の成功
= 適切な視聴者数 × 信頼形成 × 予約導線

つまり、クリニックSNSでは、単に100万再生を狙うよりも、来院可能性のある見込み患者様にしっかり届き、信頼していただき、予約導線まで進んでもらうことが大切です。

もちろん、再生回数は大切です。
見られなければ何も始まりません。

ただし、比較する相手を間違えてはいけません。

エンタメ系インフルエンサーの再生回数と、美容クリニックの再生回数を比べて、
「うちは全然伸びていない」と落ち込む必要はありません。

見るべきなのは、ライバルクリニックよりも多く見られているか。
同じ地域・同じ施術領域の中で、患者様に選ばれる情報発信ができているか。
予約につながる導線が作れているか。

ここです。

SNSの目的は、バズることではありません。
集患することです。

バズは手段であって、目的ではありません。

まとめ

クリニックのSNS集客が失敗する理由は、大きく3つあります。

1つ目は、予約や売上につながる導線を正確に計測できていないこと。
2つ目は、投稿計画がなく、院内で撮影や運用の協力体制が作れていないこと。
3つ目は、エンタメ動画のバズを狙いすぎて、クリニックに必要な信頼形成からズレてしまうことです。

SNS集客は、ただ動画を投稿するだけでは成果につながりません。

必要なのは、次の3つです。

計測すること。
計画すること。
信頼される発信を継続すること。

そのうえで、投稿本数を増やし、反応を見ながら改善し、予約導線まで整える。
この積み重ねによって、SNSは少しずつクリニックの売上に貢献する資産になっていきます。

集患くんでは、美容クリニック・自由診療クリニック向けに、Instagram運用、縦動画制作、Meta広告運用、予約導線の計測設計まで一貫して支援しています。

特に、SNS投稿だけでなく、「どの媒体から予約が入ったのか」「どの投稿が売上につながったのか」をできる限り正確に把握するための計測設計を重視しています。

「SNSを頑張っているのに予約が増えない」
「動画の再生回数ばかり見てしまい、何を改善すべきか分からない」
「広告代理店に任せているが、本当に予約まで計測できているか不安」

このようなお悩みがある先生は、まず現在のSNS運用と予約導線を整理するところから始めてみてください。
SNS集客は、正しい設計で続ければ、クリニックの強みを必要な患者様に届ける大きな武器になります。

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