【院長向け】クリニック集患に使える縦動画フォーマットティア表
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【院長向け】クリニック集患に使える縦動画フォーマットティア表

集患テクニック
山本 凌

山本 凌

美容クリニックのInstagramやTikTok運用では、縦動画の作り方によって反応がかなり変わります。

ただ、いきなり「リールを作りましょう」と言われても、何を撮ればいいのか、どの投稿が予約につながりやすいのかは少しわかりにくいと思います。

そこで今回は、クリニック集患で使いやすい縦動画フォーマットを、ティア表のように整理します。

ここでいうティアは、単純な優劣というより、
「予約につながりやすいか」
「信頼を作りやすいか」
「現場で続けやすいか」
「広告にも使いやすいか」
という観点で見たときの目安です。

今回は、症例解説、患者インタビュー、ゴシップ系の3つを取り上げます。

症例解説:B Tier

症例解説は、美容クリニックの縦動画ではかなり基本となるフォーマットです。

症例写真やBefore/Afterを見せながら、執刀医の先生が顔を出して解説する動画です。

患者さんにとって症例は、やはり気になるコンテンツです。
「自分もこうなれるのか」
「この先生はどこを見て判断しているのか」
「仕上がりは自然なのか」
という部分を知りたいからです。

ここで大切なのは、ただ結果を見せるだけで終わらせないことです。

動画の中では、まず患者さんがどのような悩みで来院したのかを話します。
たとえば、どの部分を気にしていたのか。
ダウンタイムを短くしたいなど、生活上の制約があったのか。
年齢、体型、骨格、皮膚の状態など、個人の状態はどうだったのか。

こういった背景があると、見ている人がその症例に自分を重ねやすくなります。

そのうえで、先生がどう考えたのかを話します。

主訴を解決するために、まずどのような選択肢があったのか。
それぞれの選択肢にどんな良い点、注意点があったのか。
最終的に、なぜその施術を選んだのか。

ここまで話せると、単なる症例紹介ではなく、先生の考え方やこだわりが伝わる動画になります。

症例解説の良いところは、先生のトーンや話し方も一緒に伝わることです。
文章や写真だけでは伝わりにくい安心感が出ます。

また、顔出しの動画が複数本たまってくると、見ている人の中で少しずつ認知が積み上がります。

「前にも見た先生だ」
「この先生の説明はわかりやすい」
「一度相談してみたい」

こういう印象が生まれやすくなります。

一度見ただけで予約する人は多くありません。
でも、何度か見ているうちにフォローしたり、プロフィールを見たり、予約を検討したりします。

症例解説は、再生回数だけを狙うというより、解説しながら信頼ポイントを積み上げるイメージです。

その意味で、派手さはそこまでなくても、クリニック運用ではかなり重要なフォーマットです。

患者インタビュー:A Tier

患者インタビューは、かなり強いフォーマットです。

理由は、クリニック側ではなく、患者さん側の視点で語られるからです。

先生やクリニックが「良い施術です」と言うよりも、実際に受けた患者さんが
「ここが不安だった」
「やってみてこうだった」
「術後はこう変わった」
と話す方が、見ている人にとっては自然に受け取りやすいです。

特に患者さんから良い評価が得られた場合は、積極的に動画化したいコンテンツです。

可能であれば、インタビューだけでなく、施術前から術後までの流れを入れられるとより良いです。

たとえば、カウンセリング時の様子。
施術前にどんな不安があったのか。
術中や当日の雰囲気。
術後の状態。
数日後、数週間後、数ヶ月後の変化。

このように時系列で見せられると、これから施術を受ける人の不安をかなり減らしやすくなります。

特にダウンタイムがはっきり出る施術の場合は、数ヶ月後の検診時にも撮影できると強いです。

美容医療では、患者さんは良い結果だけでなく、途中経過も気にしています。
腫れはどのくらいなのか。
いつから人に会えるのか。
最終的にどこまで自然になるのか。

そういった部分を患者さん本人の言葉で伝えられると、かなり説得力があります。

また、患者インタビューは広告にも使いやすいです。
もちろん医療広告の表現や同意取得には注意が必要ですが、内容が丁寧に作れていれば、Meta広告などでも反応が出やすいフォーマットです。

ただし、デメリットもあります。

患者さんの協力が必要ですし、撮影の段取りも必要です。
カウンセリング、術前、術後、検診などを撮ろうとすると、現場の協力もかなり必要になります。

そのため、毎週量産するというより、良い症例や協力的な患者さんがいるときに、しっかり作るのが現実的です。

工数はかかりますが、作れたときの価値は高い。
その意味で、患者インタビューはA Tierと考えています。

ゴシップ系:B Tier

ゴシップ系の動画は、再生回数を取りやすいフォーマットです。

ここでいうゴシップ系とは、単に誰かの悪口を言う投稿ではありません。

今話題になっている美容医療のテーマや、患者さんが不安に思いやすい噂、失敗例、危ない選び方などについて、医師やクリニックの立場から解説する動画です。

たとえば、今話題になっているマンジャロのようなテーマ。
症例写真の加工問題。
リスクの高い施術や、失敗例が話題になりやすい施術。
骨切りであれば犬顎のようなテーマ。
植毛であれば海外植毛の失敗例。
麻酔科医がいないクリニックについての注意点。

こういったテーマは、多くの人が気になりやすいので、再生回数は伸びやすいです。

また、やばい噂や危ない選び方に対して、医師が批判的な立場から丁寧に解説すると、信頼につながることもあります。

「この先生はちゃんとリスクも話してくれる」
「都合の良いことだけ言わない」
「患者側の立場も考えてくれている」

そう感じてもらえる可能性があります。

ただし、ゴシップ系は扱い方に注意が必要です。

作り方によっては、品がない印象になってしまうことがあります。
他院批判に見えたり、煽りが強すぎたりすると、かえってクリニックの印象を下げることもあります。

そのため、ゴシップ系は毎回やるというより、たまに入れるくらいがちょうど良いです。

あくまで目的は、煽って再生数を取ることではなく、患者さんが誤った判断をしないように、専門家としてわかりやすく整理してあげることです。

切り口は少し強くても、話し方は丁寧にする。
断定しすぎず、リスクや前提をきちんと説明する。
個別のクリニックや個人への攻撃にならないようにする。

このあたりを守れると、ゴシップ系も信頼を作るコンテンツになります。

まとめ

クリニック集患の縦動画は、ただ再生回数を取ればいいわけではありません。

大切なのは、見た人が少しずつ安心して、先生やクリニックを覚えて、最終的に相談や予約を検討する状態を作ることです。

症例解説は、先生の考え方やこだわりを伝えるための基本フォーマット。
患者インタビューは、患者さんの客観的な声を使える強いフォーマット。
ゴシップ系は、話題性を取りながら信頼につなげられるが、扱い方に注意が必要なフォーマットです。

最初から全部を完璧にやる必要はありません。

まずは症例解説を定期的に作り、良い症例や協力的な患者さんがいるときにインタビューを撮る。
そのうえで、たまに話題性のあるテーマを丁寧に解説する。

このくらいのバランスが、現場でも続けやすいと思います。

縦動画は、単なるバズ狙いではなく、患者さんに安心してもらうための接点です。

どのフォーマットを選ぶかで、伝わる印象はかなり変わります。

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